展示

蓮の花托に仕込んだ小さな豆電球は、あの蜂の巣状の穴から光を放ち、周囲に独特な陰影の図をつくりだす。今回の展示はその蓮のあかりが集い、ギャラリーの空間に不思議な陰影をつくりだし、植物ランプの森をイメージしてみた。また、例年好評のワークショップでは、様々な植物を選び、自分だけの「植物ランプ」をつくることもできる。豆電球によって透かしだされた果実や種子の皮膜や繊維を透過した光跡は、日常世界を超えた陰翳を垣間見せ、不思議な光の造形を楽しむことができる。

 

 

金井一郎のプロフィール

千葉大の園芸学部(1970年卒)に学んだ金井一郎さんは、植物を乾燥させてランプシェードにするというテクニックを研究開発、近年精力的に発表活動をしている。その会場に初めて足を踏み入れると、現実から切り離され、闇の中、明かりを放つたくさんの植物の園に迷い込んだ印象を持つ。これは夢なのか・・・。炭火を見ているかのようにあかく透けるひかりを帯びた植物の一群がある。自然のままとも違うし、人工のものとも違う。イメージを過去になぞらえてみれば、アールヌーボーのランプかもしれない。しかし、あのガラスの芸術の重厚な存在感とも違う。それはさりげなく、楚々とある。どこか懐かしいようなあたたかさ

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かないいちろうの植物ランプ2008

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2008.12.12−21/11:00-7:00 /〜5:00/ 15日(月)休廊
アスクエア神田ギャラリー
/03-3219-7373